本当に久しぶりに富士宮市上野にある日蓮正宗総本山大石寺を訪ねました。
前回はもう30年近く前のこと。
当時は創価学会との関係も良好で、この大石寺には
学会員が全国から参詣に訪れるために大変な賑わいでした。
近代的建築の大伽藍、創価学会美術館なども設けられていた。
JR富士宮駅には学会専用プラットホールが設けられて
貸切列車が到着するとバスに乗り換えてこの寺を目指す。
また、全国各地から貸切バスが列をなしてこの大石寺に
学会員を運び入れた。
ここ大石寺には数十棟の巨大な宿泊所が立ち並び、ただただ壮観の
一言。門前町となっていた上野の街の商店は繁栄を極めた。
それが創価学会と大石寺の関係悪化により学会員の
参詣がまったく止まってからはかっての門前町の賑わい
なくなり、富士宮市の経済も傾いた。
いまの日蓮正宗総本山大石寺は広大な敷地はそのままだが
人影はほとんどない。それでも古くからある宿坊・寺院は静かな
佇まいで境内を歩くと気持ちが落ち着く場所である。
「昔の栄華、いま何処」 ちょっと寂しいが日蓮上人はきっと
「これでいいのだ」と思っているにちがいない。
<注>私がここ大石寺を初めて訪れたのは29歳、サントリーから
通産省貿易研修センター(富士宮市上井出)での3うヵ月間の合宿研修に
派遣されていた時です。その後、数回訪ねました。
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